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公立学校で演劇/音楽鑑賞教室を実施する方法

芸術鑑賞教室(ケッチ,woodpecker,黒野選手)

公立学校で演劇鑑賞教室を実施するにはいくつかハードルがあります。

①目的②予算③時間の確保

私も教員時代に友人のが~まるちょばの舞台を個人的に何度も見に行っていて、「なんとかこの一言も話さないのに笑って泣けるパントマイム公演を自分の生徒たちに見せたい。」と

考え、企画提案をしました。しかし、最初に企画した学校では認められず、次の学校でやっと実現したので、計画から実施まで実に5年かかりました。

まずは①目的について管理職を初め、周りの教員が納得する実施目的が必要です。これをクリアするのが一番難しいと思います。

演劇鑑賞教室や音楽鑑賞教室に関して、「すぐれた芸術を鑑賞することは心を豊かにする効果」があります。これはある大学教授によって実証されている事実です。また鑑賞した内容が仲間や家族との話題となり、人とのつながりも強くなります。この点を主張するにおいては「すぐれた芸術」であることが重要なので、まずは計画しているものが「すぐれた芸術」であることを説明できなければなりません。弊社の宣伝になってしまいますが、その点、弊社のプログラムは全てメディアや劇場で単独で活躍している演者さんによるものです。すでに世間に実力を認められている人たちなので、「すぐれた芸術」であるという条件はクリアしております。

①目的としては、「本校(本学年)の子供たちに優れた芸術に触れる機会を設け、心を豊かにする。」「優れた芸術を仲間(や教員、保護者)と見る機会を設け、友達や家族との話題を増やし、良好な関係を築く」のようになるでしょうか。また弊社のプログラムでは演者さんにMCで子供たちがポジティブな気持ちになり、やる気になるような話をしてもらうようにお願いしておりますので、不登校の子供が多い場合には、不登校未然防止策になり、欠席者へのオンライン中継も可能なので、不登校未然防止策と同時に不登校生徒へのケアにもなります。このあたりを①目的として管理職に演劇鑑賞教室の実施を相談し、GOサインをもらうことが第一のハードルかと思います。そして、管理職から許可が出たら、周りの仲の良い教員にも今度、このような提案をしようと考えていると根回しをしておくと起案した時に通りやすくなります。

②予算は子供たちから演劇鑑賞費としてお金を集めることで捻出します。急に集金することは難しいですから、前年度に教材費として提示をしておかなければなりません。金額は一人当たり1000円前後でしょう。MAX1200円でしょうか。1500円を超えると保護者の立場からして高い感じがします。公演料ですが、演目にもよりますが、だいたい30万円~80万円が相場だと思います。(音楽系は音響機材にお金がかかります。)児童/生徒数が500人~800人の大きな学校ですと一人当たり1000円の集金で50~80万円集まりますが、200人以下の小規模校ですと、公演料が足りない状況になります。その時はPTAに相談して協力を仰ぐことも選択肢の一つです。ある学校では出演料の足りない分15万円をペットボトル回収で補い、2年越しで弊社のプログラムを実施してくださった学校もあります。演者さんと共に15万円分のペットボトル回収って何本くらいなのだろうかと感心したこともあります。バザーで子供たちの為にお金を集めているPTAもあると聞きます。

あれこれ手を尽くして集めた金額を公演会社に伝えて、相談することもありだと思います。情熱や事情を伝えると通常の料金以下で受けてくれることもあります。弊社でも演者さんに交渉することがあります。

③時間の確保

これはカツカツの年間行事予定に授業をカットして演劇鑑賞教室を入れる時間など無い、と言われることが多いと思います。この問題は、演劇鑑賞教室を授業カウントで実施することで解消されます。「落語」は、小学校であれば国語の教科書にも載っているので「国語」扱いにできます。また小中学校では日本の伝統文化という項目で「道徳」にもカウント可能です。「コンサート」など音楽系は歌の鑑賞で「音楽」。ダンス公演は「体育」。「パントマイム公演」は演者さんにパントマイムという特異なことを職業として目指して実現している現状について話していただき、項目「強い意志」で「道徳」カウントに。世界で活躍している演者さんには、短い講演もお願いして、項目「国際社会」で道徳カウントにして実施することも可能だと思います。何か理由を考えれば、キャリア教育として総合的な学習としてもカウントできるかと思います。一番簡単なのは授業時数が足りていて、行事カウントでの開催ですが、、。

私ががーまるちょばのお2人を学校に呼んだ時には、自分の学年である3年生だけを対象に実施しました。学校全体で開催したかったのですが、他学年の教員からの理解を得るのが難しかったからです。がーまるちょばの面白さ、凄さを他学年の教員には伝えられませんでした。卒業式前に生徒たちの為になる行事を設定するということで、行事カウントで、予算は年度初めに卒業対策費として教材費と共に集金しました。そして、足りない分は学年のPTAから援助いただきました。そして実施できたのですが、生徒たちは予想通り、とても喜んでくれ、文字通り一人残らず、全員が笑顔になり、教員と生徒が一緒に楽しむとても素敵な時間となりました。

優れた芸術、エンタメに触れると本当に子供たちの人生が豊かになります。落語会で落語にハマった小学生には、自分で小噺を練習して家族に披露したり、YouTubeで落語をさらに調べたり、保護者と寄席に行って楽しんだりする子もいました。アカペラにハマったら、子供は自分たちでユニットを組んでアカペラに挑戦し始めるかもしれません。

30年前にバブルがはじけて以来、演劇鑑賞費などが真っ先に削られて、失われた30年間、多くの公立学校では演劇鑑賞教室が消失していました。

演目選びをしっかりすれば、子供たちへ与えるプラスの影響(夢、希望、笑顔、やる気、絆)は計り知れません!

ぜひとも公立学校でも演劇鑑賞教室や音楽鑑賞教室が復活するといいなぁ、と思います。

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