幼稚園や小学校低学年で【ケッチのパントマイム公演】を実施すると、必ず、興奮した子供たちが「うしろ～！」「ちがう～！」「右～！」「左～！」「下～！」とカオス状態になる場面があります。

これはケッチさんが床を箒で履いているときに、わざと箒の先をはずして、「あれ？どこだ？」となって探し出すのですが、それを純粋な子供たちは大声で教えてくれるわけです。わざとまたいでいても、「ちがう、ちがう！」「した～！」と親切に教えてくれるのです。この純粋な子供たちの微笑ましい光景を見ている大人たちは、何とも言えない幸せな気持ちになり、笑ってしまいます。たまに大人っぽい女の子が「わざとやってるでしょ！」と怒って言うと、またそれを聞いた大人は大爆笑。これは往年のドリフ大爆笑で、志村けんさんがやっていたことですが、志村けんさんの舞台で、が～まるちょばとして前座を務め、志村さんを尊敬してやまないケッチさんの志村さんへのオマージュでしょう。

さすがに高学年の部ですと、４年生の何人かが「うしろ、うしろ！」と声をかけてくれるだけなので、ケッチさんもサラッと済ませます。

小さな子供が楽しんでいる姿を見ている大人も同時に楽しめる場面です。３０～４０分のパントマイム公演には他にもいくつもの見せ場があります。

前にケッチさんに、小さい子からそれを見ている大人も楽しめていますね。」と声を掛けたら

「私の公演の対象は４歳から１０４歳までです。」という答えが返ってきました。流石です！

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