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OJT21 援護射撃

2024年10月4日

その他

子供たちから信頼され、頑張りが認められてくると、子供たちからの援護射撃が始まり、生活指導がすごく楽になります。

例えば、昔、女子に関して「髪をとめるのは、派手でないゴムまたはピン留めとする」という学校のルールがありました。まぁ、このルール自体、どうかと思いますが、授業で教室に入ると、ラメ入りのキラキラしたかなり目立つ大きな派手なものをしている女子がいました。個人的には髪留めなんて、どうでもいいと思います。私の授業は1時間目ではなかったので、他の教員はスルーしていたと思います。スカートの丈だってなんだっていいと思います。「膝頭が半分隠れる程度」とありましたが、本当に何でもいいと思います。(笑)よく、冗談ぽく、スカートを折ってまくって短くしている女子生徒に、「ちゃんとスカート降ろしなさい。先生だってスカートの長さなんてどうでもいいと思っている。むしろ短ければ短いほどいいと思うけど、この学校のルールなんだからちゃんと守りなさい。」「このルールが嫌なら生徒会に入ってルールを改訂しなさい。または、スカートの長さが自由な学校へ転校する。どっち?」と言ってました。

女子生徒は「きも~い」と言いながら、スカートの丈を直し、きっとまた私の視界の届かないところに行くとスカートを短くしていたと思います。学校って理不尽なルール、校則があると言われますが、世の中にも理不尽なルールが多いと思います。生徒会に入り、アンケートなど実施し、労力をかけて学校の理不尽なルールをかえるということは、社会に出ても役に立つと思います。また理不尽だと思いながらも、そこまで労力をかけて変えるほどのこともない、と耐性を付けるのもまた社会に出てから役に立つと思います。何の役にも立たない、むしろ社会に出てから困るのは、学校で理不尽なことに対して、何の苦労もせずに、今あるルールを面倒くさいからとか、楽だからという理由で適当に破ることだと思います。

渋谷で夜の路上呑みが禁止になったとニュースでやっていましたが、静かに仲間内で呑み、ごみを持ち帰っている、誰にも迷惑をかけていなかった人にとっては理不尽なルールかもしれません。社会には税制とか政策などにも理不尽だと思うことはたくさんありますよね。

話がそれましたので、戻りますが、派手なキラキラの大きな髪留めをしていた子に「それ外しなさい。」と言うと、「嫌です。髪がぐちゃぐちゃになっちゃいます。」

「いや、ルールだから外しなさい。」

「、、、、。(無視)」

「外さないと授業始められないから。」

「(無視)。」

「髪留めはーーーーーーって、生徒手帳に書いてあるだろ?」

「自分で取れないの?誰かに取ってもらう?先生?」

男子「早く外せよ~。そんなのいいじゃんかぁ!」「ダメだって知ってんのに付けてんだろ?」

「めんどくせ~なぁ。」「早く外して~。」

後ろの仲良しの女子「〇〇ちゃん、外しなよ。(小声で)」

しばらく経つと、その女子がブスッとした顔のまま髪留めを外しました。

私は「OK,Let’sstart today’s lesson.」と普通に授業を始められました。

酷い時には、スカートを超短くしている女子に私が注意しても丈を直さず抵抗している女子がいると、

「早く降ろせよ!お前の太い脚なんか誰も見たくないんだよ!」

と行き過ぎた援護射撃も。そういう時には流石に「おい!」とその男子を注意しました。

とにかく筋を通して、ダメなものはダメと注意し、思いっきり授業を楽しくし、損得よりも生徒のためにと思って学校の先生をやっていると、先生は自分たちの仲間であり、困らせてはいけない、

先生と一緒に平和な学校生活を送りたいと子供たちは思うようです。それは、先生を怖いと思っているというよりも、一生懸命やってくれているんだから、力を貸したい、という気持ちだと思います。

私が小学生の時に、新任の若い女性の図工の先生がやって来ました。今迄にやったことのない鉄の板を鳥の形に切って、レリーフを作ったり、家で役に立つようにと、木工の新聞入れやレターケースを作ったり、とにかく授業を面白くしようとしていました。その新聞入れとレターケースは今でも親が実家で使っています。(笑)しかし、クラスの男子はおしゃべりばかり。先生が説明しているときも、全く聞かない。明らかに先生が困っているときには、

「おい!静かにして説明聞けよ!」とよく怒鳴り、静かにさせていました。卒業する時に、その先生から「いつもうるさくなった時に注意をしてくれて、ありがとう。」という内容の感謝の手紙をもらいました。そう、子供たちは一生懸命やってくれている先生の味方をするんです。

ということで、若い先生には援護射撃が出るまで、一生懸命頑張ってほしいと思います。最初の援護射撃をもらったときは、とても嬉しいですよ!「おっ、俺の味方してくれてるじゃん!」と。

でも、たてついて援護射撃を食らった子供にも、こちらの言うことを聞いたら、他の子供たちと同様に愛情をもって接しましょう。すると、そのたてついた子供も援護射撃をしてくれるようになります。

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