OJT33 「チクった」
2025年4月29日
その他「お前、チクったな!」という生徒の表情を見ると、何とも言えない怒りを覚えました。希望にあふれて輝いているはずの子供の顔がそのセリフを言う時には、どの子も悪意に満ちた顔に見えました。冷静になぜか考えたら、「チクる」は悪人が使う言葉だからです。
「チクった」という言葉を発した生徒には、「チクるっていうのは、真面目に生活を送っている正義感の強い生徒が、どうしても自分の力では解決できないことを勇気をもって先生に伝えている姿を見た、悪いことをしている奴が遣う言葉だ。自分が悪人と言っているようなものだ。だから、「チクった」とう言葉は絶対に遣うんじゃない!君は悪人か?」と言って、クラスから「チクった」という言葉が出てこないように努めました。すると、誰かが悪いことをしていたり、嫌がらせを受けていたりすると、自然とこちらに教えてくれるようになり、自分が悩んでいても相談してくれたりして、いじめまで発展する前に解決できるようになります。
子供たちが教師に何でも言えるようになると、聞いてもないのに「先生、〇〇が休み時間に〇〇してました~。」なんて、みんなの前で言ってくるようになります。「〇〇を壊した本人、あるいは誰がやったか知っている人?」と聞いても、すぐに教えてくれるようになります。基本、子供たちも「見て見ぬふり」は、なるべくしたくないものなんですよね。
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