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OJT5 話のまくら

2024年6月1日

その他

仙人先生に、話は導入が大事だと何度も教わりました。起承転結の「起」。生徒たちが思いもよらない導入から、聞かせたい話の本筋へともっていく。

例えば、シャツを出したり、Yシャツのボタンを閉めなかったりする生徒がいて、学年集会で「正しい服装」について話したい時に、生徒たちに運動系の部活動を一生懸命打ち込んでいる者が多い場合には「プロ野球」や「プロバスケットボール」の話題の選手の話から始める。そして、「昔、成績が低迷していた巨人軍の監督に原監督が就任した時に、まず流行っていたユニフォームのズボンのすそをまくることを禁止し、ユニフォームの異装から正した。そして優勝するチームに育て上げた。」話や「アメリカNBAではシャツを出してプレーすると罰金を科せられる。」話をして、服装ってプロや大人の社会でも重視されている→「服装の乱れは心の乱れ」というのは中学生に限ったことではない、と話を進める。

ドラえもんの秘密道具や流行っている漫画など、生徒が「何で先生、ドラえもんの話なんかするの??」と不思議に思う導入も生徒を惹きつけます。自分の子供のことも生徒たちはよく聞きました。それから笑える導入から真剣な話へとつなげても、生徒たちは話をよく聞きます。

生徒たちは段々こちらの手法に慣れてくると「今度は先生、この導入からどんな話にもっていくんだろう?」とか「そうきたか!」と思うようになり、ますます話を聞き、集会の帰りには近くに寄ってきて、「先生、今日の話も良かったですよ!」とか「まさか、そう來るとは思わなかったです!」など感想を言ってきます。(笑)

たまに導入だけしっかり覚えていて、肝心のこちらが伝えたい内容を忘れている生徒もいましたが、、。(笑)でも少なくとも話は聞いているんです。

若い頃、児童自立支援内(昔の教護院)の中学校(都内で2校のみ)にいたことがあるんですが、要は学校の生徒全員が元各学校を代表するヤンチャな生徒たち。その学校は毎日朝礼があって、日直の先生は2週間、毎日全校生徒(50人弱)の前で話をしなければならないんです。学校には普通の先生と東京都の福祉局の職員が協働していて、その福祉局の先生たちが本当に話すのが上手で、生徒たちの気を惹く導入から、心に響く話をするんです。そこで私も大分鍛えられました。

落語で大事なまくらは、ビジネスでも教育の世界でも大事ですね。

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