立川志の春の【江戸落語会+落語入門】
2025年4月16日
学校寄席(落語)志の春師匠の落語会で話す落語は古典落語になります。江戸言葉なども出てきて、日本の伝統芸能である落語を学ぶには最高にお勧めです。その中でも子供たちが落語の内容を理解しやすいように
子供が主人公の噺をしてくれます。また、落語の1人話芸の仕組み(右を見て、左を見て演じ分ける)、扇子と手拭いのみで想像力を掻き立てる仕草を面白おかしくわかりやすく説明してくれます。
普段から寄席や会館での独演会、メディア(BSNHK番組の声入れ、ゴゴスマコメンテーターなど)でご活躍の志の春師匠ですが、それらの仕事と同等、あるいはそれ以上の熱を入れて学校公演を
引き受けてくれています。師匠は常にこうおっしゃっています。
「学校で見る落語は、おそらく子供たちが人生で初めて落語に触れる体験だと思います。その落語がつまらないものであったら、一生、落語を見るために寄席に足を運ぶことなどない人生になってしまいます。落語が楽しいと感じてくれたら、大人になってから寄席にも足を運んでくれ、落語界も更に盛り上がってくれると思います。だから、学校寄席ほど力が入り、いつも終わると喉がガラガラです。」
また、体験コーナーで子供たちが高座に上がって小噺を披露する場面があるのですが、
「勇気を振り絞って、せっかく高座に上がってくれる以上、すべらせるわけにはいかない。もしも、その子がすべったら、どんな気持ちになるでしょう、、。もしウケなかったりした場合は全て私の責任です。」
と、全力で高座に上がる子供たちをフォローして、笑いを誘ってくれます。だから、緊張して頭が真っ白になってしまった子供も、高座で会場から大きな拍手をもらうので、何とも言えない嬉しそうな表情をします。その達成感溢れる子供たちの表情が私は大好きです。
そのせいか、学校の先生方からは「立川志の春師匠の人間性が素晴らしい!」と連続で落語会を実施くださる学校もあります。