The Voices of Japan について
2024年5月10日
音楽鑑賞教室(The Voices of Japan,Rake,M’s)ケッチさん、ケッチさんに紹介いただいた落語家の桂雀太師匠、立川志の春師匠の3プログラムの他に、「どのような公演プログラムが子供たちや先生方に喜ばれるか」を考えたときに、教員時代の経験から合唱コンクールにつながるような「音楽鑑賞教室」があったらみんな喜んでくれるだろうと感じました。
合唱コンクールは多くの生徒たちが優勝を目指して一生懸命に取り組む学校行事です。
大概、真面目に練習に取り組まない男子と真面目にやってほしい女子との間に確執が生まれ、それを乗り越えてクラスがまとまるということや、みんなの為に全員分の練習用CDを自腹で、メッセージカードを付けて用意してくれる子が現れて、やる気のなかった生徒もやる気スイッチが入るというようなドラマも数多く生まれます。
働き方改革で練習時間が縮小されている学校もありますが、朝練や放課後練習に熱心に取り組む学校も多々あります。担任をしているときに、よく「もっと感情をこめて、歌った方が良い」と歌詞をかみ締めながら歌うようにアドバイスしたこともありますが、なかなかうまく伝わらないときもありました。そこで、感情をこめて歌う良い見本はゴスペルだ!と思いつきました。
アメリカにいた時に、クリスチャンの友達に「ゴスペルを聴きに教会へ行かないか?」と誘われたことがあります。これは勧誘か?とちょっと怪しむ気持ちもありましたが、とりあえず行ってみました。教会にいた人はほぼ全員白人だったと思います。アジア系は私1人。ゴスペルというとパイプオルガンで荘厳な音楽を聴くのだろうと勝手に想像していましたが、ドラム、エレキギターなどバンドのような人たちがノリノリで演奏していました。そして20~30人の聖歌隊?合唱団?が歌い始めました。今迄に聴いたことのない圧倒的な声量、美しいハーモニー、何よりとても楽しそうに歌うその表情に感動し、すぐに泣きそうになりました。しかし、クリスチャンでもない、唯一のアジア人の私が泣くのは場違いだろうと思い、涙を必死にこらえていました。
すると、隣に座っていた白人女性が私の肩に手をかけ、「泣きたければ泣いていいのよ。」と話しかけてきました。なんで俺が涙をこらえているのがわかるんだ?と不思議に思いつつも、その一言で号泣してしまいました。あれほど号泣したのは、メルギブソン監督の映画「ブレイブハート」「パッション」を観たときと初めて学年主任として卒業生を送り出した卒業式以外にありません。
あのときの圧倒的な声量、ハーモニー、心の底から楽しんで歌っている表情で感動した経験を子供たちにもぜひさせたい、と願うようになり、CD、apple music、YouTubeなどでゴスペルを聴きまくり、このグループだ!!!!!!!と見つけたのがThe Voices of Japan (当時はVOJA Tenshion)です。
ぜひとも私が「これだ!」と思った、YouTubeで横浜の屋外で雨の中、歌っているVOJAさんの動画を皆さんにも見ていただきたいです。ちなみにその中の1人のメンバーさんは、その次の年からなんと長渕剛さんの全国ツァーにコーラスとして参加されています!若い頃よく横浜アリーナなどにライブを見に行っていた長渕剛さんが選んだ人を私も選んだのかと思うと、ちょっぴり嬉しくなりました。(笑)
だから、学校公演で感動して涙を拭っている生徒さんや保護者を見ると、とても嬉しくなります。また感想文にThe Voices of Japan のように歌いたい、という数多くのコメントを見ると感無量となります。
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