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OJT23 Yes/No クエスチョンで指導

2024年11月23日

その他

中学生の、特に女の子は口が達者です。若い頃、明らかに向こうが悪いのに、生活指導で論戦、口論になると、本筋から外れ、「あれ?なんか俺の方が悪くなってない?」みたいに言い負かされそうになったことが数回ありました。そんな時に師匠に教えてもらったのが「Yes/Noクエスチョン」です。

例えば、ヘラヘラ笑いながら授業に遅れてきてたとします。「前の体育の授業が遅れた。」「友達を保健室に連れて行っていた。」「お腹が痛くてトイレに行っていた。」など正当な理由があるかもしれません。または、単に「友達とおしゃべりをして時間を忘れていた。」「授業めんどくさいから、少し遅れていこう。」と友達と話していたのかもしれません。

正当な理由があった場合、普通は急いできます。あるいは、時間に遅れて申し訳ない顔をしていたり、具合悪そうな顔をしていたりしています。時間に遅れても、みんなに迷惑をかけて申し訳ないという素振りもなく、ゆっくり笑いながら来ていることに問題があります。

その時に、「何で平気で遅れてきているんだ?」

「だって、〇〇~~~~~~~~。先生だって〇〇じゃないですかー!」

とあ~でもない、こ~でもないと論戦になると脱線して、「遅刻をして悪かった。」という問題がどこかへ行ってしまいます。

そこで、何か言い返して来たら、

「いやいや、私はそんなことを聞いているんじゃない。理由はともあれ、急ぐそぶりもなく遅刻してきたことを悪いと思わないの?」

「いやいや、そんなことは誰も聞いていない。平気で遅刻をしてきたことは悪いか、悪くないか、どっち?」

「悪いか、悪くないかで答えてくれる?」

悪くないと答えたら、「えっ!?みんな君が来るのを待っていて授業を進められなかったし、もっと遅れていたら君を探しに行っていたかもしれないのに、悪くないの?」

「もう一度聞くよ。別に君の全てが悪いなんて言っていないよ。急がずに遅れてきたことだけ。悪い?悪くない?どっち?」

「悪いです。」

と、認めたらもう指導は終わったも同然です。「それなら、「すいませんでした。もう遅れません。」で、済むでしょう。2度と遅れないように。何か特別な理由があれば授業の後に聞くから。」

で、後でゆっくり時間をかけて話を聞いてあげるのです。

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