OJT3 教師の本分は授業
2024年5月16日
その他師曰く、
「教師には、担任業務、委員会、部活、授業、生活指導、行事、係活動の指導など、いろいろあるじゃない。一番肝心なのはなんだと思う?」
私「授業ですかね、、。」
師「正解!」「どれも大切な仕事だけど、授業がいちばん大切。なんで?」
私「、、、、、、。」
師曰く、
「生徒たちが学校にいる時間は、まぁ、8:00から16:00までとして、8時間。授業は50分×6時間=5時間。8時間のうち5時間は授業なんだよ。学校にいる時間の6割以上、7割近くが授業なんだよね。もしも7割の時間が楽しくなかったら、学校が楽しくないってことになり、7割の時間、全く授業が分からなかったら、そりゃ座ってじっとしてられなくなって、教室から飛び出しちゃうでしょ。だから、授業を充実させることが一番なんだよ。それが当たり前にできて、担任としての仕事や部活がある。」
「で、僕たちはその道のプロだよね。私だったら体育。先生の場合は英語。英語の楽しさを知っているはずだし、知識もある。だから、プロとして教科の楽しさを伝えられて、勉強ができるようにするのが当たり前。そういう授業ができるようにこれからなっていかなきゃならない。」
「そのために、本を読んだり、他の先生から良いところを盗んでいかないとね。」
ということで、新宿の紀伊国屋の教育書コーナーで「楽しい英語の授業」みたいのを何冊も購入して読み漁ったり、有名な先生(北原先生、今は大学の教授でしょうか?など)の授業を見学に行ったり、映画の1部を見せたり、文法の入った歌を聞かせたり、やる気になる宿題、ゲーム、ありとあらゆる手段を使って、楽しく、わかりやすく、勉強する気になる授業を心がけてやっていました。本を書いたりする有名な先生に比べたら、全然ダメですが、それでも一応、8~9割の生徒が英語が好き、標準点(偏差値)が他教科よりも2~、高い時には8くらい高く出るようになりました。
とにかく生徒は「楽しい」と感じると勉強するようになり、学力が向上するので、楽しくするのが一番だと思います。そして、導入で「楽しさ」を感じさせると、そのままの流れで面倒な時間、英語で言うと「文法演習」みたいな取り組みにもそのまま取り組んでいくので、生徒が喰いつく様な導入を考えることが一番大事だと思います。
個人的には「主体的対話的~」「ICTの効果的~」よりも「生徒を喰いつかせる導入」というテーマで研修をしたらいいのになぁ、とずっと思ってました。最近の不登校の原因には、「授業がつまらない。わからない」ということも多いようです。
楽しい授業にするには、私の場合、自分が大好きな洋画や洋楽を上手く「習う文法」に関連付けて使うと効果的でした。また、クイズ番組の要素も取り入れる(今では謎解きでしょうか?)と
生徒たちは楽しそうでした。何か自分が興味のあるものを授業に取り入れると、自分も授業をやっていて楽しくなり、生徒も楽しさを感じるのではないでしょうか。
「好きこそものの上手なれ」という言葉もあるように、勉強(その教科)が面白いと感じ好きになれば、生徒は少なくともテスト前には勉強し学力も向上するようになります。
「英語は苦手だけど、授業は好きです。」と言われるのが何とも言えず嬉しかったです。そして、そういう生徒の成績が少しでも上がってくると更に嬉しいものがありました。
仙人先生に「お店のさぁ、ポイントカードみたいのとか、ゲームのレベル〇〇とか授業でやったらどう?何か課題をクリアできたらポイントを得られたり、進んでいける。」「最近(30年近く前の話ですが笑)の子はそういうの好きだから喜んで勉強するんじゃない?」と言われ、授業に取り入れたこともあります。
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