OJT7 教室の座席
2024年6月10日
その他教室の座席は師匠ではなく、私が30代の時に40代の女性学年主任から教わりました。
主任、4月の最初の学年会の時に「座席は市松模様ね。」
私「市松模様???」
学年主任「風呂敷とかの市松模様みたいに男女男女、女男女男。」「そうすると絶対クラスが落ち着くから。市松模様で行きます!」
市松模様の座席だと前後左右、異性に囲まれることになる。そうすると、授業中周りと話していると、かなり目立ち「お前たち付き合ってるんじゃない?授業中まで話していて♡」みたいな雰囲気になるので自然と周りとおしゃべりすることは少なくなります。話し合い活動のグループになると隣の異性と話さざるを得ず、男女の仲も良くなります。
女子が給食をお替りできるクラスは良いクラスという言葉を聞きますよね。これは男子が「お前よく食うなぁ。」と女子を冷やかすことがない、つまり男女が仲良くしていなければ見られない光景だからですが、市松模様にしているとほぼそうなります。
また、男子にも女子の中にもいる内気で男子や女子に友達が少ない、いわるゆ昔の暗いオタク系の男女同士で趣味の話で盛り上がって仲良くなることも多いです。同性同士は休み時間にいくらでも関われますが、異性同士はなかなか関わる時間が少ないです。ですから、市松模様は同性の中で若干浮いてしまう男子や女子の居場所を作ることにもつながり、しいては不登校防止策にもなるのです。
座席は市松模様一択だと思いませんか?私は教わってその絶大な効果を感じてからずっと市松模様にしてきました。
それから席替えの時、くじ引きはNG。班長会を放課後開いて決める。班長には自分たちの希望を優先すれば信用を失うことを告げ、授業中うるさくならない座席を作るように言う。そうすると、大概、授業に迷惑をかけるような生徒は前の方か、しっかりした班長の近くになる。ずっと一番前のお調子者男子が「先生、俺また一番前ですよ~。」なんて言ってきたら、「授業中うるさくしてるから、そうなるんだろうねえ。心を入れ替えて授業中みんなに迷惑かけないようになったら、先生も班長達に君の頑張りを言ってあげるから、しっかり頑張れ!」
かく言う私も小学校の時には先生に指名され、一番前でした。授業中勝手な発言をよくする私と渡辺君は、ひどい時には教卓の横の特別席になりました。よく周りにツートップとからかわれましたが、自業自得だから仕方なく、先生と濃いやり取りのできる最前席はなんだかんだ言って、嫌いではありませんでした。
班長が決めた座席に文句を言う生徒も出ますが、班長達は放課後、自分の時間を削ってクラスのことを考えて長い時間をかけて座席を決めたことを伝え、文句があるなら君が考えた座席を先生に見せなさい。先生は班長が作った座席をしっかりチェックして、ダメ出しもしているからとか、説明してあげるか、自分で座席を決めたかったら、班長に立候補するか、班長としてみんなに推薦されるようにしっかり学校生活を送りなさい、とアドバイスします。
とにかく落ち着いたクラスが何よりです。クラスが落ち着かないと生活指導が増え、ただでさえ忙しいのに更に疲弊してしまいます。だから、席替えは班長会、座席は市松模様。これがお勧めです。
もうすでにやられている方が多いと思いますが、机の前足のところの床にマジックで印をつけておくと、机を整然と揃えるのが素早くなり、掃除も早く終わりますね。
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